「聞いている」「承知している」

政治家や官僚がこう答弁したとき、「聞いている」「承知している」(ことになっている)が「本当はそうではないだろう」ことは認識している、という意味で私はまずは理解するようにしている。もし違う事実が出てきたときは、私にそう「聞かせた」人物、「承知させた」人物の責任であって私の責任ではない、というエクスキューズだということ。大抵「事実は違う」と思った方がよい。

あともう一つ、「法的な問題はない」という場合、これはその通りの認識だということ。ただ、「倫理的には問題だ」ということを暗に認めている。だから、記者は「少なくとも倫理的には問題ということですよね」と突っ込まなければならない。